こんにちは！ここから整骨院グループのブログをご覧いただきありがとうございます。

今回は「短所や失敗との付き合い方」について、少し違う角度からお話しします。

「またやってしまった…」「自分のダメなところばかり気になる」そんな瞬間はありませんか？

短所は「使い方次第の資質」

短所という言葉には「マイナス」というイメージがつきものですが、実は特性や傾向にすぎません。たとえば「気にしすぎる人」は観察力が高く、「優柔不断な人」は慎重で周囲に合わせるのが得意。「思い込みが強い人」は集中力や行動力につながることもあります。

問題なのは“性格”そのものではなく、「その特性が合わない環境に置かれていること」や「活用の仕方が見つかっていない状態」です。欠点を消すより、資質を活かす視点を持つ方が自分も周りもラクになります。

間違いを許容できる場所は、人を前向きにする

「ミス＝迷惑」「失敗＝評価が下がる」そんな空気のなかでは、人は委縮してしまいがちです。逆に、“間違えても大丈夫”という雰囲気があると、人の表情は自然に緩み、関係性も温かくなります。

実例として有名なのが、認知症の方がスタッフを務めた「注文をまちがえる料理店」。料理が違っていてもお客さんは笑顔で受け入れ、スタッフ自身も自信と楽しさを取り戻しました。“失敗込みで成立する空間”が、人の価値や魅力を引き出す一例です。

家庭・職場・学校など、小さな場所からでも「間違いを責めない文化」が広がれば、人との関わり方は自然と変わります。

短所を書き出す＝可能性を見つける第一歩

短所を責めるより、「この性質はどこで役立つ？」と視点を変えるだけで、自分への見方は大きく変わります。紙に書き出してみるのも効果的です。

・飽きっぽい → 新しい挑戦が得意
・慎重すぎる → ミスを防げる
・話しすぎる → ムードメーカーになれる
こんなふうに“使える形”へ変換していくことで、短所は自然と弱点ではなく「役割」に変化していきます。

最初から「直さなければ」ではなく、「活かすには？」と考えることで、心も行動もラクになっていきます。

心がしんどいときほど、人は自分を責めやすくなります。
ひとりで抱え込まず、気持ちの整理や体のケアも含めて、いつでもご相談ください。
少しずつ前向きになれるサポートをさせていただきます。