スタッフブログ
仕事の内容は関係ない?痛みと人間関係(ストレス)についてのお話
こんにちは!
東大阪市のここから整骨院グループです(*^^*)
【ギスギスした職場と腰痛】
・ストレスがある人は痛みが長引きやすい
〜とある大手宅配会社のお話〜
『社長!従業員の多くが腰痛で苦しんでいます。
仕事にも支障が出ているようで、早急な対応が必要です!』
「そうか…各営業所ごとに実態を調査しなさい」
『ははっ!』ダッシュ!((( 三( -_-)」
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従業員が腰痛で苦しみ、
その影響で、生産性が落ちている会社は結構あるんです。
アメリカの統計では年間損失額5.8兆円とも((;゜Д゜)
(Stewart WF. Et al, JAMA, 2003)
だから、会社としては腰痛の原因を特定して、
早期に対策しないと死活問題になるのです。
この宅配会社は、6カ所の営業所に勤務する数百名を調査しました。
各営業所に、腰痛持ちの社員はどれぐらいいるのか。
調査の結果、意外な事実が判明しました。
【営業所によって、腰痛発症率に5倍の差が出た】
(・_・?)(・_・?)だから何?普通でしょ?
と思われた方のために、もう少し詳しくお伝えします。
各営業所の仕事内容(労働条件)には、まったく差がなかったのです。
すなわち、
数百名全員が、
同じように身体を使い、
同じように荷物を持ち上げ、
同じように負担のかかる仕事をしていたにも関わらず、
腰痛が発症する確率に5倍の差が出た!
全員、同じように腰に負担をかけているのだから、
どの営業所も、似たような腰痛患者数になるはず。
この結果を受け、2つの事実が判明しました。
�@肉体労働(腰への負担)は、腰痛発症率に影響しない。
�A腰痛発症率は、それ以外の事柄が影響している。
それ以外の原因・・・
もちろん、調べに調べました。
そして、ついに原因を特定!!
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『社長!腰痛の原因が分かりました!』
「おおそうか!で、5倍の差があった原因はなんだったんだ?」
『それは・・・』
『人間関係が影響していましたっ!』
エェ━━━━( ゜Å゜;)━━━━!!?←社長
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【職場の人間関係が腰痛を引き起こす】
そうです。営業所の人間関係がギスギスしている職場ほど、
腰痛発症率が高い事が分かったのです。
「ははは(^^)楽しいな〜」
と、チームの輪が良好な営業所と、
「〇〇さんの態度ムカつく!フン!」
と、人間関係がギスギスしている営業所とでは、
腰痛発症率に5倍も差が出たのです。
体の使い方、肉体労働、腰に負担をかける姿勢。。。
そんなものよりも、心の状態の方が、腰痛の引き金になるということですね。
だから、
腰痛の発症率を下げようと思ったら、
「腰に負担をかけない動作の指導」
をするのではなく、
「心のケアや腰痛発症の仕組みを教育」
した方が効果的なのです。
いや、むしろ「腰に負担をかけない動作の指導」は、してはいけないのです。
「腰痛=腰の負担によって生じる」という、誤った先入観を持たせるから(´・ω・`)
実際に、ヨーロッパ腰痛診療ガイドラインでは、
正しい腰の使い方などの指導は勧められていません。
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『社長、これからは、人間関係やストレス対策が必要になりますね』
「そうだな。まずは、諸外国にならって、腰痛の正しい知識を社員に教育することから始めよう!」
今回の記事をまとめますと、
・ストレスがある人は痛みが長引きやすい
お悩みのある方はぜひおこしください(*^^*)
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