危険な腰痛に注意！あなたの腰痛は何色？腰痛の色分けとは？

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危険な腰痛に注意！あなたの腰痛は何色？腰痛の色分けとは？ 2022年9月26日

こんにちは！
東大阪市のここから整骨院グループです(*^^*)

腰痛には色分けがあることを知っていますか？

この記事は次のような方におススメ

・腰痛の色分けを知らない方
・慢性的にある腰痛をお持ちの方

腰痛の色分けとは？

レッドフラッグ…危険な腰痛
イエローフラッグ…心の状態が関与する腰痛
ブルーフラッグ…職場環境が影響する腰痛
ブラッグフラッグ…労働条件などが関与する腰痛

　
東大阪市腰痛に強いここから整骨院です(^^ゞ

腰痛には、

自然に治ってしまう腰痛と

治りが悪い腰痛があります。

腰痛ごとに色分けをされているのをご存じでしょうか？

4つ（5つ）に分類された腰痛をご紹介いたします！

（Main CJ & Willams AC BMJ 2002）

レッドフラッグ

『腰（患部）に問題があるもの』

・ガン、圧迫骨折、強直性脊椎炎など重大な病変が潜んでいる

これは、必ずすぐに専門医に診てもらう必要があります。

押さえておきたいことは、

悪性腫瘍0.7％

椎体圧迫骨折4％

脊椎感染症0.01％

強直性脊椎炎0.3％

馬尾症候群0.04％

と極めてまれだということ。

多くの腰痛はそれ以外から起きていますので、　

必要以上に心配する必要はありません。

（Jarvlk JG & Deyo RA, Ann Intem Med, 2002）

（Deyo RA, at et, JAMA 1992）

イエローフラッグ

『心の状態や社会経済が関与する腰痛』

・腰に対して怖いイメージを持っている
・経済的に困ってる
・ストレス（不安/恐怖/悲しみ/怒り）を抱えている

心の状態が腰痛に関係するのは、

今では常識となっています。

腰痛に限らず筋骨格系疾患（首や肩の不調など）が発症したり、

慢性化や再発する原因は

心の状態が最も多く関与しています。

心理社会的要因。

ここをいかに撃退できるかが、

重要なポイントと言われています。

ブルーフラッグ

『職場の環境に関連した腰痛』

・満足度の低い仕事

・ストレスの多い職場

・労使間のコミュニケーション不足

職場でのストレスが腰痛に関係することも、

科学的に分かってきています。

こうなってくると、

病院や整骨院では対応が難しい腰痛

になってきますよね(>_<)

ブラッグフラッグ

『患者さんを取り巻く社会問題で起こる腰痛』

・会社や医療関係者との意見の不一致

・補償問題

・恐怖心を煽るメディアに対する過剰反応

・家族からの否定的反応

・社会的孤立

こんなことまで腰痛に原因になるのですね(；゜Д゜)

治療で治る治らないの世界ではありませんよね。

特にメディア情報は注意が必要で、

今のようなコロナの報道、

震災時など社会不安が高まった時などは、

テレビもwebも

不安や恐怖心を煽る情報が氾濫します。

それは仕方がないことですが、　

メディア情報によって、

感情が不快な状態になってしまうと、

腰痛をはじめとした

筋骨格系疾患を作ることに繋がる

この事実は知っておくべきです。

ーーーーーーーーー　　

体が歪んでいるから腰痛になる

姿勢が悪いから腰痛になる

腰に原因があるから腰痛になる

腰に原因がある

構造以上に原因がある

患者さんだけでなく医療従事者も含め、

このような認識の方が大半なのですが、

これでは、

治療法や改善への道筋を誤ってしまいます。　

心理的な側面や社会経済的な側面が関係している

と、理解していれば、

「完治させるためにはどうすれば良いのか」

が見えてくると思います。

グリーンライト

『自然に治っていく病気のこと』

・腰痛患者の95~98%

・もっとも多くの人がなる腰痛

・6週間以内に自然に治って行くのが特徴

ご存じない方が多いのですが、

腰痛は自然に治っていく疾患とされています

グリーンライト＝自己限定性疾患

と呼ばれるのですが、

風邪も自己限定性疾患です。

その内自然に治りますよね。

腰が痛くなっても、

自分で程よく動かして、

腰に対して不安感や恐怖心を持たずに、

気にせず普通に過ごせば、

6週間以内で治る疾患

とされているのです。

意外や意外(;´・ω・)

腰痛が無くならない原因

ちなみに、

分離症、すべり症、背骨の狭窄やゆがみなんかも、

グリーンライト（自然に治る腰痛）とされています。

整骨院や整体院などで、

歪みを治さないと治りませんよ！

後々に悪化しますよ！

と言われた方多いと思いますが、

根拠がまったくないどころか、

間違った情報であり、

不安や恐怖心だけを植え付けてしまう、

ということが分かると思います。

白衣を着た先生に、

あなたの背骨・骨盤は悪いですよ！

矯正しないと！

手術しないと治らない！

なんて真顔で言われたら、

信じてしまいますよね。

不安感や恐怖心が芽生えますよね。

意識が腰に向いてしまいますよね。

そうです。

・イエローフラッグを白衣を着た先生が作っている

・治療する先生が腰痛を作っている

むむむ…(；゜Д゜)

統計開始以来、

国民の自覚症状でずっと1位をキープしている

という現実。

悲しいかな、

私たち先生が腰痛の原因を作っている可能性があるのです(>_<)

レッドフラッグ…危険な腰痛
イエローフラッグ…心の状態が関与する腰痛
ブルーフラッグ…職場環境が影響する腰痛
ブラッグフラッグ…労働条件などが関与する腰痛
グリーンライト…腰痛は普通にしていれば自然に治る

腰痛をはじめとした、
筋骨格系疾患を治すためには、

心すなわち脳への治療が大切。

治療だけでなく社会的な側面に対してもアプローチが必要。

治療者は誤った知識で不安や恐怖心を持たせてはいけない。

ということ。

患者は損傷に苦しんでいるのではなく、
イエローフラッグ・ブルーフラッグ・ブラックフラッグに苦しんでいる
（Ulnverslty of Huddersfield, Tackling Musculoskeletal Problems, 2009）

15研究をレビューした結果、
力学的因子より心理社会的因子（仕事の要求度が高い・仕事の満足度が低い）が、
筋骨格系疾患の痛みと慢性化の予測因子
（Macfarlane.GJ,et al, Ann Rheum Dis,2009）

【慢性化させる治療者】
過剰な検査を行ない、壊れた部品仮説を信じ込ませようとする

（ACC,急性腰痛と危険因子ガイド,2010）　

腰痛の色分けをお伝えしましたが、

「レッドフラッグ（危険な腰痛）は稀」

「ほとんどの腰痛はグリーンライト（自然治癒する）」

「イエローフラッグ（心の状態）に注意する」

ここを押えておくだけで、

未来が想像できないために起こる、

「どうなってしまうの？」

「治るのかな…？」

という、

不安感・恐怖心は薄れるはずです。

慌てず心配せず、

調子が悪いときはお近くの整骨院なり整形外科に受診して、

なるべく早期に痛みを取ってもらうことが、

慢性化を防ぐことになるかと思います。

もちろん、

「自分で治せる！」と、
自信があるのなら治療に行かなくても大丈夫。

普段通りの生活を送るだけでも改善するわけですから。

腰痛の5つの分類。

頭の片隅に入れておいてもらえればと思います！

まとめ

・腰痛の色分けについて
・腰痛の病態を把握することが大切

慢性的な痛みでお悩みの方は、ぜひここから整骨院グループへご相談ください(^^♪

本記事は厚生労働省認可の国家資格：柔道整復師　東剛士が監修しています

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