「痛い！」

と、何らかの原因で痛みが発症しました。

人の身体は自然治癒力が働いたり、脳の思い込みなどが作用するので
多くの痛みは自然に消失していきます。

６週間以内に自然に治る事が判明しています。

（Frymoyer JW, N Engl J Med, 1988）

でも、ずっと治らず、腰痛持ちの人も一杯いますよね？

 自然に治っていく人と、

そのまま慢性化に移行する人の違いは何なんでしょうか？

それは、

不安・恐怖・悲しみ・怒りなどのストレスが影響していると言われています。

病気に対するもの

「この痛みどうなってしまうのか・・・
「治るのかな？」
「何か重大な病変が進行しているのでは・・・」
「椎間板の狭窄があるから痛いのだ・・・」

仕事や家庭に対するもの

「残業が多い・・・」
「職場の人間関係がイライラする」
「旦那の態度が腹が立つ」
「子育てがこんなに大変だとは・・・」

「医療不信」

「何で治してくれないの？」
「本当に効いてるのかしら？」
「この先生頼りない・・・」

社会・経済的なもの

「幼少期に虐待に遭ってました（トラウマ）」
「貧しくて生活に困っています」
「職場の待遇が納得できない」
「政治家にイライラします」

一見痛みと関係がないようですが、

このような心の状態でいると、痛みが慢性化し治りにくくなることが判明しています。

患者さんは、痛い所がどうのこうので治らないのではなく、
このような、心理的な側面、社会経済的な側面が、複雑に絡み合って、

そして、脳に影響を与えて治らなくなっているのです。

（University of Huddersfleld, Tackling Musculoskeletal Problems, 2009）

ですから、治療は治療院の中だけではないのです。
あらゆる角度からアプローチする必要があるのです。
だから、治りにくいともいえます。

まずは、このような情報を知り、心に落とし込むが大切です。
情報を知ると、治りやすく再発率も下がることも判明しています。

治らないでお困りの皆様。

諦めないでくださいね(^^)