背骨の歪みを治せば痛みは取れる？その情報、実は間違っているかも？

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背骨の歪みを治せば痛みは取れる？その情報、実は間違っているかも？ 2022年9月5日

こんにちは！
東大阪市のここから整骨院グループです(*^^*)

皆さんは背骨の歪みや変形を気にしたことはありますか？

この記事は次のような方におススメ

・背骨の歪みについて指摘された方
・歪みや変形があると痛みがあると思っている方

背骨の歪みは実は痛みとは無関係？！

私たちは、日々施術を行う中で

骨盤や背骨の変形を指摘されたり、気にされている方が多いように思います。

しかし！

『歪みを治せば腰痛は治る！』

　　
そもそも歪みは腰痛と関係ありません。
　　　

　　
『歪みがあると筋肉に負担が掛かり腰痛になる！』
　
地球上に歪みの無い人間は存在しません。
人類みな筋肉に負担がかかっています。
毎日負担をかけているハザ族には腰痛が存在しません。
　
　　

　　
『歪みがあると生理不順になる！』
　　
根拠はあるのでしょうか。

　　　
　
『歪みがあると再発しやすい！』

歪みどころか、
すべり症などの背骨の変形があっても
腰痛とは関係がないことが証明されています。　

　
『歪みがあると産後に腰痛が出やすい！』
　
ハザ族には腰痛がないんですけど。
　　
　　

『歪み治しましょう！』
　
歪みを整えることは自由ですが、
少なくとも、歪み＝悪という悪い思い込みを持つと長引く痛みの原因になるのでやめておきましょう！

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☆★メディカライゼーション★☆
　
という言葉を知っていますか？
医療化・病気作ると訳すそうです。
　

本当は、病気でも原因でもないのに、

医療者が、
病名をつけて宣告することが
不安や恐怖心を与えて病気を作っている。
　　

　
怖いことですよね(( _ ))
でも、これは結構あるんです。
　　

　
偉そうに言っている私ですが、
私たちの民間療法と呼ばれる世界では、
多かれ少なかれこれをやっています。
　　
　　
　
日にち薬・自然治癒力がある世界ですので、
どうしても付きまとってしまうんですよね<(_ _)>
　　

あなたは○○が悪い。
ほっとくと将来〇〇になる。
だから治さないといけない。

↓

(本当は治療以外の理由で改善したのに)

↓
　
「ほら、〇〇を治したから楽になったでしょ！」

だから、
エビデンス(根拠)が大切なのです。　

もちろん、
治れば何でもオッケーという考えもあります。
結果的に良くなればいいのですから。

　
ただ！
　
　　
　
　
歪
み
！　
　
　
　
　
　
あなたには、
「治れば良い！」とはいえません。
　
　　

たとえ、痛みが取れたりしても、
意識を腰に向けさせ続けることになり、
それは、再発率が高くなることになるからです。
また、無駄な通院を生むことにもなります。　
　　

　
この負の連想しか生まない、

「歪み・ズレ」

という、都合の良い言葉は、
即刻使うのを辞めた方がいいと思います。
　　

　
患者さんならまだしも、
医療国家資格を持つプロの先生ならもう分かっているはずです。　
　
　　

歪んで何か悪くなるなら、
全人類矯正で治さないといけませんよね（笑）　
　
　　　
そろそろ、「歪みが原因で痛くなる」という神話をばら撒くのをやめましょう。
関係ないって証明されてるんですから（Lwvangie PK, Spine, 1999）
　
　　　　　　　
　
　
この神話・迷信を患者さんの脳に刷り込む行為を、
私たち治療する側の人間が即刻辞め、
ちゃんとした情報を提供するようにすれば、
確実に腰痛難民の数は少なくなります。
（Buchbinder R. et al, Spine, 2001）
（Buchbinder R. et al, BMJ, 2001）
　　
　
　　
　
注）
今後、歪みが原因説を証明する比較研究が相次げば、
もちろんこの記事は無効になります。
　
現時点では、背骨・骨盤の歪みは無問題なのです。　　