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スタッフブログ

痛みは体を守る警報装置。慢性痛を長引かせないために知ってほしい体の仕組み

痛みは体を守る警報装置。慢性痛を長引かせないために知ってほしい体の仕組み

痛みは、体に起きた危険を知らせる大切なサインです。

ただし、痛みが長引いているからといって、必ずしも体が壊れ続けているわけではありません。

ケガが治ったあとも、痛みの警報だけが鳴り続けることがあります。

今回は、痛みを警報装置として考えながら、慢性痛がなぜ続くのか、そしてどう向き合えばよいのかを分かりやすくお伝えします。

こんな人に読んでほしい
・検査では大きな異常がないのに痛みが続いている方

・慢性的な腰痛、肩こり、首の痛みで悩んでいる方

・マッサージや骨盤矯正で治らなかった方

 痛みは体を守るための警報装置

痛みには、本来とても大切な役割があります。

それは、体に起きた危険を知らせることです。

熱いものに触れたとき、すぐに手を引っ込める。

足をひねったとき、体重をかけないようにする。

指を切ったとき、その場所を守ろうとする。

このように、痛みは体を壊すためにあるのではなく、体を守るためにあります。

いわば、痛みは警報装置です。

火災報知器が火事を知らせるように、痛みは体に何か起きている可能性を知らせてくれます。

痛みが起こる代表的な場面には、大きく分けて二つあります。

一つは、異物が体に入ったときです。

ウイルスや細菌に感染すると、体はそれを追い出そうとして炎症を起こします。

この炎症によって、腫れ、熱感、赤み、痛みが出ることがあります。

また、自己免疫の病気では、本来は守るべき自分の体の一部を、誤って異物のように認識して炎症が起こることがあります。

痛風や偽痛風では、体の中でできた結晶が刺激となり、強い炎症と痛みを起こします。

もう一つは、ケガをしたときです。

転倒、打撲、捻挫、肉離れ、骨折のような分かりやすいケガもあれば、目に見えない小さな損傷もあります。

筋肉や筋膜に、肉眼では分からないレベルの小さな損傷が起こることもあります。

このような場合も、体は修復のために炎症反応を起こし、痛みを出します。

痛みがあることで、私たちはその場所を無理に使わないようになります。

その結果、体を守り、回復しやすくなります。

ここまでは、痛みはとても役に立つ反応です。

問題は、ケガが治ったあとも、痛みの警報だけが鳴り続けることがある点です。

本来なら、体の修復が進めば痛みも落ち着いていきます。

しかし、痛みが長く続くと、脳や神経がその痛みを覚えてしまい、警報装置が敏感になりすぎることがあります。

つまり、火事は消えたのに、火災報知器だけが鳴り続けているような状態です。

これが、慢性痛を理解するうえで大切な考え方です。

損傷の治療と痛みの治療は別に考える必要がある

ケガをしたとき、多くの方は、ケガが治れば痛みも消えると考えます。

もちろん、多くの場合はその通りです。

切り傷がふさがる。

捻挫の腫れが引く。

打撲の炎症が落ち着く。

こうした変化とともに、痛みも軽くなっていきます。

ただし、慢性痛では、損傷の回復と痛みの消失が必ず一致しないことがあります。

ここで大切なのは、組織が治ることと、痛みが治まることは同じではないということです。

損傷の治癒とは、必ずしも元通りに完全修復されることだけを意味するわけではありません。

傷の断端が閉じ、体として安定した状態になれば、修復は進んだと考えられます。

たとえば、皮膚を切ったあとに少し跡が残っても、傷が閉じて日常生活に支障がなければ治癒したと考えられます。

筋肉や関節の小さな損傷も同じです。

ところが、組織としては落ち着いているのに、痛みだけが残ることがあります。

これは、痛みの警報信号が脳や神経に記憶され、過敏になっている可能性があります。

痛みは電気信号として脳に伝わります。

ケガや炎症が起こると、痛みを感じるセンサーが反応し、その情報が神経を通って脳に届きます。

脳はその信号を受け取り、痛みとして認識します。

この痛みの電気信号が長く続くと、脳や神経に履歴のように残ることがあります。

パソコンに履歴が残るように、脳も痛みの経験を記憶します。

すると、痛みが治まりにくくなったり、少しの刺激でも痛みとして反応しやすくなったりします。

そのため、早い段階で痛みの電気信号を落ち着かせることは大切です。

もちろん、痛みを無理やり消すという意味ではありません。

体に必要な警報であれば、きちんと確認する必要があります。

しかし、必要以上に警報が鳴り続けている場合は、痛みを感じやすくなった神経の状態を整えることが大切です。

ここで注意したいのが、画像検査の受け止め方です。

レントゲンやMRIは、骨折や大きな損傷、重い病気を確認するうえで重要です。

ただし、すべての痛みの原因を画像で説明できるわけではありません。

特に慢性腰痛や長引く首肩の痛みでは、画像に映る変化が今の痛みの原因とは限らないことがあります。

中高年になると、椎間板の変化、半月板の変化、腱板の変化などが、痛みのない方にも見つかることがあります。

それらは、いつのまにか起きている年齢による変化であり、必ずしも治療対象になるわけではありません。

ところが、画像を見て、

軟骨がすり減っているから痛い

神経が圧迫されているから痛い

骨が変形しているから治らない

と説明されると、患者さんは強い不安を感じます。

この不安が、脳に残る痛みの履歴をさらに強くすることがあります。

自分の体は壊れている。

動くと悪化する。

もう治らない。

そう思うことで、脳や神経はさらに警戒モードになり、痛みを感じやすくなることがあります。

だからこそ、損傷の治療と痛みの治療は分けて考える必要があります。

ケガそのものを見ることも大切です。

しかし、痛みの警報が鳴り続けているなら、その警報を落ち着かせるための治療や説明も必要です。

慢性痛を改善するには警報を落ち着かせることが大切

慢性痛では、痛みが悪循環を起こすことがあります。

最初は小さなケガや使いすぎ、長時間同じ姿勢を続けたことがきっかけだったかもしれません。

しかし、痛みが出ると、体はその場所を守ろうとします。

筋肉が緊張します。

動きが小さくなります。

呼吸が浅くなります。

交感神経が緊張します。

交感神経とは、体を活動モードや緊張モードにする神経です。

痛みがあると、体は守りのスイッチを入れます。

短期間であれば必要な反応ですが、この状態が長く続くと、体は休まりにくくなります。

筋肉の緊張が続く。

血流が悪くなる。

眠りが浅くなる。

疲れが抜けにくくなる。

痛みへの不安が強くなる。

この状態が続くと、脳や神経はさらに敏感になります。

すると、本来なら気にならない刺激でも痛みとして感じるようになります。

軽く触れただけで痛い。

少し動いただけで痛い。

天気や疲れで痛みが増える。

痛みの場所が広がる。

このような反応が起こることがあります。

慢性痛を改善するには、この悪循環をほどいていく必要があります。

そのためには、痛い場所だけを強く揉むのではなく、神経の警報を落ち着かせる視点が大切です。

まず必要なのは、安心できる説明です。

痛みがあるからといって、必ず体が壊れているわけではありません。

画像に変化があるからといって、必ずそれが痛みの原因とは限りません。

痛みは気のせいではありませんが、脳や神経が敏感になっていることで続くことがあります。

このことを理解するだけでも、不安は軽くなりやすいです。

不安が軽くなると、脳と神経の警戒が少し下がります。

その結果、体も動かしやすくなります。

次に大切なのは、ソフトな施術です。

慢性痛では、強い刺激が必ず良いとは限りません。

神経が敏感な状態では、強く押す、強く伸ばす、無理に動かすことで、かえって警報が強くなることがあります。

大切なのは、体に安心を与えることです。

やさしい刺激で筋肉の緊張を落ち着かせる。

関節の動きを無理なく整える。

呼吸を深くしやすくする。

体が守りの状態から抜け出せるようにする。

このような関わりが必要です。

さらに、無理のない運動も大切です。

慢性痛があると、動くことが怖くなります。

しかし、動かない時間が長くなると、筋力や体力が落ち、さらに痛みを感じやすくなります。

大切なのは、痛みを我慢して頑張ることではありません。

安心できる範囲で少しずつ動くことです。

短い距離を歩く。

軽い体幹トレーニングをする。

呼吸を整える。

立ち上がりや前かがみなど、不安な動きを少しずつ練習する。

こうした経験を積み重ねることで、脳は動いても大丈夫だと学習していきます。

慢性痛の改善には、睡眠やストレスの見直しも欠かせません。

睡眠不足が続くと、脳や神経は痛みに敏感になります。

ストレスが強いと、交感神経が緊張しやすくなります。

不安な情報を見すぎることも、痛みの警報を強めることがあります。

だからこそ、慢性痛は体だけでなく、生活習慣や心の状態も含めて見ていく必要があります。

ここから整骨院グループでは、慢性的な腰痛、肩こり、首の痛みに対して、痛い場所だけを見るのではなく、脳と神経、筋肉や関節、体の使い方、生活習慣、不安の強さまで含めて考えます。

マッサージで治らなかった方。

骨盤矯正で治らなかった方。

整体に通ってもすぐ戻ってしまう方。

そうした方ほど、痛みを体の一部分だけの問題として見るのではなく、痛みの警報装置そのものを落ち着かせる視点が大切です。

痛みは、本来は体を守るための警報です。

しかし、警報が鳴り続けると、生活を苦しめるものになります。

その警報を少しずつ落ち着かせ、安心して動ける体を取り戻すことが、慢性痛改善の大切な一歩です。

まとめ

・痛みは本来、危険を知らせる警報装置であり、ケガや炎症が起きたときに体を守るために働く

・ケガが治ったあとも痛みの電気信号が脳や神経に記憶され、警報が鳴り続けることがある

・慢性痛の改善には、損傷だけでなく、脳や神経の過敏さ、不安、睡眠、ストレス、生活習慣まで含めたケアが大切

痛みがあると、どうしても痛い場所に原因を探したくなります。

骨が悪いのか。

神経が圧迫されているのか。

軟骨がすり減っているのか。

筋肉が傷んでいるのか。

そう考えるのは自然なことです。

しかし、慢性痛では、痛い場所だけを見ても十分に説明できないことがあります。

ケガが治っていても、痛みの警報だけが鳴り続けていることがあります。

その場合に必要なのは、体を壊れたものとして扱うことではありません。

痛みの警報を落ち着かせ、脳と神経が安心できる状態を取り戻すことです。

東大阪市の

・ひがし整骨院

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では、慢性的な腰痛、肩こり、首の痛みに対して、ソフトな施術、脳と神経へのアプローチ、体幹トレーニング、丁寧な説明を組み合わせてサポートしています。

長引く痛みでお悩みの方、マッサージや骨盤矯正で治らなかった方は、一人で抱え込まずご相談ください。

本記事は、厚生労働省認可の国家資格
柔道整復師・東 剛士が監修しています。

 

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